「ゼロ・ウェイスト」という言葉を聞いたことはありますか?
イギリス発祥の理念で、その後世界中に広がったゴミを出さない考え方です。
近年起こっている、海のプラスチックゴミ問題について調べると、「ゼロ・ウェイスト」には、節約・ミニマリスト・エコ・シンプルライフと私が気になっているワードも出てきてますます知りたくなりました。
地球のために、動物たちのために、自分のために何ができるか考えてみたいと思います。
ゼロ・ウェイストとは
ゼロ・ウェイストとは、無駄・ごみ・浪費 をなくすという意味。
出てきた廃棄物をどう処理するかではなく、そもそもごみを生み出さないようにしようという考え方です。
引用元:ゼロ・ウェイストアカデミー
ゴミの処理方法ではなくゴミ自体を出さないという「ゼロ・ウェイスト」。
ゼロ・ウェイストアカデミーによると、私たちの出すゴミの8割はリサイクルされずそのまま埋め立てられているそうです。・・知りませんでした。
リサイクルだからと安心してはいけなかったんですね。
海のプラスチックゴミ問題
プラスチック製品は石油由来。
耐久性があり、安く生産できるのでビニールや緩衝材など幅広く加工されています。
安価で手軽に使える分、簡単に捨てられる。
使い捨て容器やペットボトル、レジ袋等ポイ捨てできるプラスチック製品で私たちの周りは溢れています。
ウミガメやクジラなどの海の生き物が、海に漂流しているビニール袋を餌と間違えて食べたり、プラスチック製の袋や網が体に絡んで傷つき、死んでしまう例が多く報告されています。
プラスチックは自然分解されないので、一度海に流れるとずっと残ってしまうんですね。
私たちのモラルとマナーが問われている問題ではないでしょうか。
参考:政府広報オンライン
ゴミを減らすゼロ・ウエイスト生活
『ゼロ・ウェイスト・ホーム ーゴミを出さないシンプルな暮らし』の本によると、ゼロ・ウエイスト生活の基本は5つのR。
それぞれ日本でもできそうな具体例を、著者ベア・ジョンソンさんのお話からpickupしました。
Two adults, two kids, zero waste | Bea Johnson | TEDxFoggyBottom
①Refuse(不必要なものは断る)
・ペットボトルや買い物袋を断つ。
・試供品やノベルティを断る。
②Reduce(必要なものを減らす)
・台所道具や台所家電を減らす。
・バスグッズやメイク用品を見直す。
・着ない服や履かない靴は取っておかずに捨てる。
③Reuse(資源化)
・使い捨ての物を再利用可能な代替品に交換する。
(食品保存はガラス瓶)
・中古品を利用する。
④Recycle(リサイクルする)
①②③ができないものをリサイクルする。
⑤Rot(残りはすべて堆肥にする)
たい肥化できるものディスポーザーに入れて自然に還す。
マイボトル、マイ箸、エコバック、ガラス瓶保存など、日本に住む私たちでもできそうなことはいくつかあると思います。
欧米と違って量り売りのお店はあまりありませんが、できる範囲でプラスチックなどのゴミを減らせるように心がけるだけでだいぶ変わる気がします。
最後に
「ゼロ・ウエイスト」いかがでしたでしょうか。
プラスチック大国日本では量り売りも浸透してないので難しい部分もありますが、使い捨てをやめたり、断捨離やいらないものを断る勇気をもてればけっこうゴミが減らせそう。
もうすぐはじまるレジ袋の有料化にむけて、エコバックも色々増えたり、他のエコグッズもデザイン性のあるものが多くあるようなので、おしゃれを楽しみながらエコライフを続けていきたいと思います。