最近涙を流すことはありますか。
玉ねぎを切って泣くとか、足の指をぶつけて泣くとかと違う、感動や悲しい感情で流す情動の涙のことです。
そのなかでも感動で流す涙はストレス解消にもっとも効果的と言われています。
個人的に以前から気になっていた「涙活」について取り上げてみたいと思います。
涙活とは
1か月に2~3分だけでも能動的に涙を流すことによって心のデトックスを図る活動。
寺井広樹が考案・提唱。
「涙活」という言葉の生みの親である寺井広樹さんは、脳生理学の専門家である有田秀穂氏の「涙を1粒流せばストレス解消効果が1週間続く」という言葉に共感して涙活を始めたそうです。
泣いた後ってすっきりした気がしますが、ちゃんと理にかなっていたようです。
涙活の効果
脳科学的にみても「涙活」は効果が認められています。
前述の有田氏いわく、たくさん涙を流すほど、ストレスが解消されることが研究で分かってきているそう。
「涙活」で涙を流すことで、緊張やストレスに関係する交感神経から、脳がリラックスした状態の副交神経へとスイッチが切り替わり、心身の緊張を緩和してくれる。
だから「涙活」はストレスを軽減するのに効果的なんですね。
ひとり涙活
涙活プロデューサー寺井さんも推薦している「ひとり涙活」。
方法は簡単。
週末の夜、平日のストレスをためた状態でひとり自宅で泣ける映画をみる。
朝より夜の方が日中のストレスが溜まっている状態なので「涙活」にはちょうどいい時間帯になります。
部屋の明かりを調節したり、好きなアロマの香りでリラックスした状態をつくると、より素直に感動しやすいと思います。
映画じゃなくても自分の泣けるツボならなんでもいい。
漫画や絵本アニメいろいろあると思います。
ひとりなら誰にも気兼ねなく思い切り泣いてスッキリできるのでおすすめです。
私の涙活おすすめ作品
ここで私の涙活おすすめ作品をいくつかご紹介します。
もっとたくさんありますが、ピックアップしたものを少しだけ。
名作は何度見ても感動するから名作なんだ。
ライフ・イズ・ビューティフル
一見頼りなさげに見える父親が子供を最後まで守り抜こうとする姿に感動。
息子を怖がらせないため、収容所内でもゲームと思いこませユーモアを持ち続けた主人公が本当にかっこよかった。
最後胸がぎゅーってします。
ぎゅーって。
ショーシャンクの空に
誰もが知っている名作。
無実の罪で刑務所に入れられた主人公が希望を捨てず、自由をつかみ取るまでのお話。
主人公が『フィガロの結婚』を所内放送で流した時の囚人の姿にジンとしました。
見た後スカッとします。
鉄道員(ぽっぽや)浅田次郎著
廃線の車掌を務める主人公に起きた奇跡の物語「鉄道員(ぽっぽや)」。
映画化もされた表題作を加えた8編の短編集。
ちなみに私は「ラブ・レター」にグッときます。
どの作品も心温まるお話ばかりで、読み応え充分。
久しぶりに映画も見たくなりました。 健さんっ!
おじさまと猫 桜井海著
ペットショップの売れ残り猫と独り身紳士の思わずホロリとする漫画。
一話完結で読みやすく、猫とおじさまの優しい日常にほっこりします。
累計発行部数100万部を突破した大人気作品。
ぶさ猫のふくまるがいい味出してます。まるでふたりカップルみたい。
最後に
泣けるツボは人それぞれ違いますが、私の場合はソチの浅田真央ちゃん。
何度みても感動。泣けちゃいます。
「ひとり涙活」は週1ペースが提唱されているので、映画でも小説でも漫画でも、何でも自分の好きなものでひとり思い切り泣いてすっきりしましょう。
あなたの泣けるツボはなんですか?