小学生のころ夏休みの日課だったラジオ体操。
会社によっては朝礼前に毎朝やるところもあるでしょう。
家にいる時間が長くなっている今、たまたま見つけた草彅剛さんのラジオ体操第一動画で毎日運動しています(アシスタントのくるみちゃんがいい味だしてます)。
自宅の狭いスペースでもできるこの慣れ親しんだ「ラジオ体操」を、長いおうち時間のルーティーンに組み入れてみませんか。
ラジオ体操とは
お馴染みの「ラジオ体操」は、90年の歴史を持つ体操です。
当社の起源である逓信省簡易保険局が1928年(昭和3年)に「国民保健体操」として制定し、日本放送協会のラジオ放送で広く普及しました。
かんぽ生命HP
全国ラジオ体操連盟によると、ラジオ体操第1は一般家庭向け。
「いつでも」「どこでも」「だれでも」をキーワードに作られ、運動強度も低めにできているようです。
ラジオ体操第2は職場向けで青・壮年層がターゲット。
そのため運動強度は第1体操より強くなっています。
第1は老若男女問わずできるリズミカルな体操、第2は筋力強化を目的としたダイナミックな運動とそれぞれ違うポイントに絞った内容でできています。
ラジオ体操のココがすごい!
短い時間でできる手軽さ
ラジオ体操第1、第2ともにそれぞれわずか約3分ずつしかかからない手軽な体操です。
場所を選ばず、体の負荷も少ないため、毎日続けることで加齢や生活習慣が原因の体の軋みを取り除いて、体本来の健康な状態に戻してくれます。
子どもからお年寄りまで幅広い世代が手軽にできる、まさに国民的体操です。
運動の種類の多さ
13種類の動きで構成されていて、約400ヶ所以上の全身の筋肉を余すことなく使うようにできています。
日常生活で使わない筋肉や関節を、音楽に合わせてリズミカルに動かすことで、筋力低下や腰痛、肩こりの予防等になります。
運動のポイントをきちんと把握してやると特に効果が上がります。
真面目に取り組めば健康増進とダイエットに効果あり
ラジオ体操は筋肉や関節、骨を使って、バランスよく刺激を与えるよう構成されています。
身体の左右均等に同じ動きを行うことで体の歪みを整え、デスクワークで猫背になることが多い現代人には特に効果的な、姿勢をよくする働きもあります。
だらだらやるのではなく、ひとつひとつの動作で動かす体の筋肉を意識し、程よく汗がにじむくらい真剣に取り組むことで代謝もアップし、カロリー消費とシェイプアップ効果も高まります。
ラジオ体操のタイミング
ラジオ体操は朝のイメージですが、全国ラジオ体操連盟によると、朝は覚醒効果が得られるために有効なんだとか。
軽いラジオ体操程度が朝の運動にはちょうどいいみたいです。
昼食後のラジオ体操は眠気防止に。
夜は入浴前に体操することで入眠作用の促進に繋がります。
これは体操や入浴で上昇した「深部体温(体の内部の温度)」が下降することでスムーズな眠りにつけるからです。
幻のラジオ体操第3があった?
戦後まもなく、二代目の第1と第2とともに放送をされましたが、戦後の混乱期という時代背景や、第1、第2と比べてテンポが早く難易度が高かったことからラジオでは伝わりにくく、わずか1年半という短命に終わったと言われています。
第3は運動効果が高い事もあり、近年、ラジオ体操第3を復活させる取り組みも全国で広がりつつあります。
最後に
日本人なら誰でも知っているラジオ体操。
あの音楽が流れると自然に体が動く人も多いでしょう。
「いつでも」「どこでも」「だれでも」できるラジオ体操は、まさに今の日本人にうってつけの運動ですね。
私も草彅さんのラジオ体操で、楽しみながら健康維持と心身のリフレッシュをしたいと思います。