6月は梅仕事の季節です。
今年は梅シロップと梅酒を作る予定。
今回は先に、梅シロップの仕込みを実家の母と二人でしました。
本のレシピを確認しながらワイワイと。
青梅をたくさん見かけるこの時期。
梅雨の梅仕事、今年もはじまります。
梅仕事とは
梅が旬を迎える時期に梅干しや梅酒を作る日本人の暮らしの醍醐味、それが「梅仕事」。
目で香りで季節を感じさせてくれる手仕事でもあります。
スーパーに青梅が並びだす6月。
1年に1度、梅酒や梅干しなどを作る、梅仕事の月です。
Wikipediaによると、「梅雨」の語源の一説として、梅の実が熟す頃であることというのがあるそうです。
自分の好みと梅の熟し具合で何を作るか考えるのも今の時期の楽しみですね。
梅仕事の種類
梅シロップ
「梅シロップ」は、お酢を使って作ることで腐敗の予防ができ、同時にお酢の健康効果も摂れるので一石二鳥です。
梅と砂糖だけで作るレシピもありますが、お酢を入れるとさっぱりするので夏バテ防止におすすめです。
お酢は米酢、穀物酢、黒酢、りんご酢などお好みで。
私は家にある米酢を使いましたが、リンゴ酢も果実酢なので梅シロップと合うようです。
梅酒
酒税法上、家庭で梅酒を漬ける時、アルコール度数が20%以上の蒸留酒以外は使えません。
アルコール度数が低いと、殺菌能力が低下し、雑菌が入る恐れがあるからです。
ベースのお酒は、無味無臭で邪魔しないホワイトリカーが一番ポピュラーですが、香り高くまろやかな甘さになるブランデーや砂糖控えめで美味しくなる日本酒など違う種類の梅酒を楽しめるのも手作りの良さだと思います。
小さい瓶でおひとりさまサイズを数種類作るのもいいかもしれません。
梅干し
梅干しを作る時期は、完熟梅の収穫時期になる6月中旬~7月上旬位まで。
一番向いていると言われる南高梅の特徴は、大粒で皮が薄く、果肉が柔らかいこと。
「梅干しの土用干し」とは、夏の土用の時期に3日間日干しすることです。
梅雨明けの晴天が続く時期を選ぶといいとされています(参考:季節お役立ち情報局)。
簡単!梅シロップの作り方
材料
青梅 … 1キロ
グラニュー糖 … 1キロ
酢 … 1/4カップ
※カビ防止のため、瓶を煮沸消毒して乾かしておく。
- 青梅をよく洗って水分を拭きとり、ヘタを取る。
- きれいに洗ったビンに、青梅、氷砂糖を交互に入れ、最後にお酢を入れる。
- 砂糖が溶けるように1日1回程度、瓶を上下にかえして、冷暗所で保存する。
だいたい2週間ほど過ぎると飲み始められます。
お酢は梅の重さの10%以内が目安ですが、お好みで加減してください。
私の場合、分量は下記の本を参考にしました。
別のインタビューで、著者いわく、初心者は本などの分量どおりに作るのが失敗しないコツらしいです。
最後に
今回作った梅シロップはとっても簡単です。
母とおしゃべりしながらヘタを取る作業も楽しかった。
次は梅酒。
今年はブランデーで作りたいな。
梅干しにも挑戦したいのですが、どうなることやら。
若いころは興味がなかった梅仕事。
今は興味しかない梅仕事。
レパートリーをもっと増やして、一年中梅づくしで過ごしたい。
梅が嫌いじゃなければご一緒に、梅仕事はじめませんか?