レモンと旅日和

40代おひとりさまの、旅と本と和の暮らし

【ソロ活】野点で和のひとりピクニックを楽しむ

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和風ピクニックともいえる「野点」。

茶道には細やかな作法がありますが、野点はあくまで自然の中で茶を楽しむもの。

堅苦しく考えずおいしい和菓子を途中で買って、お外へGO!

最近はキャンプ等のアウトドアで「野点」を楽しむ人もいたり、旅先に持っていく人もいて、みなさん自由に「野点」気分を味わっているようです。

「STAYHOME」も落ち着きつつある今、まずは近くの公園で「野点」気分を楽しんでみませんか。



野点(のだて)とは

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野点(のだて)とは、屋外または抹茶 をいれて楽しむ茶会のこと。

特に茶道において戸外で茶を点てる(たてる)ことをこのように呼ぶが、茶道など日本古来の様式にしたがっている場合には一律にこのように呼ばれ、屋内での茶道では重視される細かい作法が簡略化された気安い催しの場合もある。

 

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

 

 

野点セットの内容 

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自然のなかで茶を楽しむ野点は、まさにカジュアルなお茶会。

必要な道具は、「茶碗」「茶筅(ちゃせん)」「茶杓(ちゃしゃく)」「棗(なつめ)」「茶巾」です。

これにステンレスボトルにお湯を入れて、おいしい和菓子を用意すれば和のピクニック気分。

茶筅は混ぜるのに必要で、茶杓は抹茶をすくうのに使います。

私はまだ持っていませんが、「棗」(下の小さな黒いケース)は、抹茶を入れておくものです。

ちなみに、上の写真は私の「野点セット」です。

いつもは、茶筅などの小物は小さな巾着に入れてます。

外出時は、茶碗が割れないように布に包んでから、竹や籐の籠に入れて持ち歩きます。

下のような竹製の籠が大きさ的にも丁度いいですね。

シンプルな見た目も大人の和な雰囲気で素敵です。

 



抹茶の点て方のポイント 

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抹茶の点て方について、下記の通り京都府のHPに詳しく載っています。

さすが京都。

府の公式HPに載っているあたり、和の街ならではですね。

写真は私が点てたものですが、上手な人はもっとクリーミーになります。

精進あるのみ!

お茶のおいしい入れ方 抹茶/京都府ホームページ

 

ポイント
  • 茶碗に茶筅を入れる。その後、お湯を入れ、茶碗と茶せんを温めます(10~20分)。

  ※茶筅は竹製品なので少し温めた方がよくしなり点てやすくなります。

  • 抹茶がだまにならないように抹茶の粉を事前に漉しておくと点てるときにきれいに混ざります。

 

茶筅のお手入れ方法

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使用後はぬるま湯を貼った桶の中で振って濯ぎ、抹茶が残らないようによく洗います。

落ちない茶は、手でこすりとり、その後、形を整えてから水屋の腰板の竹釘にかけたり、茶筅休めに挿しておきます。

 

出典:和比×茶美

  

茶筅は洗う時に洗剤やたわしなどは使わずに、お湯洗いで優しく付着した抹茶を落とします。

※水屋の腰板の竹釘とは、水屋(茶室に付随した台所)の腰板と柱に打つ竹製の釘のことです。

茶筅休めは下の写真の「くせ直し」のことです。

洗った後これに挿しておくと形が整って茶筅が長持ちします。

 

 

最後に

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「野点」は自然の中で手軽に茶を楽しめるのが一番の魅力。

もちろん、家で抹茶を点ててゆっくり味わうのもいいでしょう。

家にあるもので代用するのもいいですし、私のような形から入るタイプはセットで揃えるのも楽しいと思います。

抹茶自体も健康効果が高いので、心と体に優しい「野点」で家ごもりのストレスを解消してみてはいかがでしょうか。