ここ数年メダカの飼育に目覚め始めた母。
何度も失敗し、そのたびに落ち込みと反省を繰り返しておりました。
もういい加減懲りたかと思っていた矢先、実家の縁側に、大中小取り揃えたメダカが。
なんか増えてる・・・。
今回は母のメダカ飼育とそれに巻き込まれた家族のお話です。
実家に帰った娘へ母の第一声は・・・
先日実家に帰った私に真っ先に母が言った言葉。
「楊貴妃死んじゃった」
どうやら楊貴妃というのはメダカの種類らしく(正式には「楊貴妃メダカ」)、いや知らねーよ、というのを我慢して、「ただいま」とまずは一言。
母はメダカショックで忘れていたらしく、やっと「おかえり」の言葉をもらいました。
声ちっちゃい・・・。
メダカ凍死事件
去年の冬のこと、飼っていたメダカを一日外に出したままにして外出。
夜に母がメダカの様子を見に行くと、母の悲鳴が・・・。
「見て!」と言われ、父と見に行くと、全部氷漬けになったメダカが。
氷の向こうにはうっすら母の顔が見通せます。
深刻な母の顔と氷漬けの母がおかしいやら、かわいそうやらで、父と微妙な空気に。
お亡くなりになったメダカ様は庭に埋めました。なむなむ。
今年の母は違った!本でお勉強「メダカの飼い方」
去年までなんとなくで飼っていたメダカですが、凍死事件でさすがに反省したのか、今年の母は違いました。図書館でメダカ飼育の本を数冊借りてお勉強。
その中で良かった本を本屋さんで買い込み、暇があれば読み込んでおります。
この前なんか、町の健康診断の待ち時間にも持っていったメダカ本を読んでいたそう。
なんだかいつもと違う母のメダカ愛。
でも楊貴妃死んじゃったけどね。
メダカ用の流木拾いに付き合わされる父と娘
朝、母がメダカのおうちに使う流木が欲しいとホームセンターへ。
でも思ったようなのがなかったらしく、今度は近くの海に拾いに行くことに。
人も少なく砂浜もきれいなこの季節。
天気もよくてたまにはいいね、なんて父とのんびり海の景色を眺めていました。
が、そんなのんびりモードの私たちをよそに、母はひたすら木や貝殻、石なんかをきょろきょろしながら拾っています。
気付くと私も父も両手は海の戦利品でいっぱい。そして両手泥だらけ。入れる袋を忘れるあたり、うちっぽい。
結局流木は浮いちゃってうまく使えないらしく、貝や石、新しい草で新たな家づくり。
まだまだ母の試行錯誤が続きます。
子供も生まれ、まだまだ続くよメダカ愛
夏に帰省した孫の指摘で気付いたメダカの卵。
そんな卵も全部孵り、今日も元気に泳いでいます。
そろそろメダカも冬眠の時期になるようです。
今年の冬はきちんと家の中に入れる計画です。
メダカと一緒に無事冬を越せますように。
母のメダカ飼育の奮闘はまだまだ続きます。