ずっとステイホームが続いて、無性に好きなアート鑑賞がしたい!
とむずむずしていたところ、あのイギリスの匿名ストリートアーティストBanksy(バンクシー)展が2つも開催されると知り、あらためてバンクシーに興味が沸いたので、イベント含め少し調べてみました。
今日は謎のベールに包まれたバンクシーについて触れてみたいと思います。
バンクシーとは
バンクシーはイギリスを基盤にして活動している匿名の芸術家、公共物破壊者(ヴァンダリスト)、政治活動家。
出典:Artpedia
彼の特長は、世界各地で社会風刺を凝らしたグラフィティやストリートアートをゲリラ的に描くスタイル。
2003年に『ガーディアン』紙インタビューによると、匿名の理由は「グラフィティという行為は違法のため匿名にする必要があった」から。
世界中の人を魅了してやまない、出没自在の覆面アーティスト。
絵画のシュレッダー裁断事件
Shredding the Girl and Balloon - The Director’s half cut
「少女と風船」と題された絵画がロンドンのサザビーズで開催されたオークション会場で、約1億5,000万円の高値で落札された直後、額縁内に仕掛けられたシュレッダーが作動して絵画の下半分ほどが裁断する事件がありました。
会場は一時騒然となりますが、実はバンクシー自ら、競売にかけられた時のために数年前から仕掛けていたことが分かりました。
その後バンクシー自身が投稿した動画によると、本当は絵画は完全に裁断される予定だったようで、同サイズの絵が最後までシュレッダーされる様子が映し出されていました。
バンクシーいわく「リハーサルでは、毎回うまくいった・・・」とのこと。
バンクシーはオークションのような商業主義に否定的な考えを持っていたので、このような‟いたずら”を思いついたようですが、結局この事件で絵の価値がさらに上がったと言われています。皮肉ですね。
日本でも見れる!?バンクシー展
①バンクシー展 天才か反逆者か
なかなか日本では見ることが叶わなかったバンクシー作品が日本に上陸。
今回開催される「バンクシー展 天才か反逆者か」では、複数の個人コレクターの協力を得て70点以上が展示されるそうです。
チケットは日時指定の予約制みたいですが、これは見たい!
公式サイトによると、横浜と大阪の後地方開催も決まったようなので、どこかみれるといいなあ。
しかし、世界巡回展ということは、ずいぶん長い貸し出しになるのに、よくコレクターの人達貸し出しOKしましたね。自分ならハラハラするわ(笑)。
公式サイト:『バンクシー展 天才か反逆者か』
②バンクシーって誰?展
バンクシー展もう一つ。
こちらは8月末から東京と大阪で開催される展覧会『バンクシーって誰?展』。
謎の匿名アーティストバンクシーの軌跡を辿る内容になるみたいです。
バンクシー自身がプライベートコレクターに譲ったステンシルアート作品を展示し、まるで映画のセットの中にいるような世界観を体験できるとか。
公式Twitterには見るだけでなく感じる美術展とあって、こちらも楽しそう。
コロナもう少し落ち着いたら見に行きたい!
公式サイト:バンクシーって誰?展
最後に
謎のヴェールに包まれているバンクシー。
非公認のグッズやオークションなど、近年はどんどん高額になっていって、今の状況を反商業主義のバンクシー自身はどう思っているのかなあとふと考えます。
いつも話題になっている気になるアーティストだったので、今回取り上げてみましたが、いかがでしたでしょうか。
日本で作品を直接見ることはあきらめていましたが、今年日本で2つもバンクシー関連イベントがあるのは嬉しいです。
コロナの収束状況次第ですが、どちらか一つでも見れたらいいな。
お近くの方や興味のある方は、ちょっと予習して足を運んでみるとさらに楽しめるかもしれませんよ。