レモンと旅日和

40代おひとりさまの、旅と本と和の暮らし

秋の七草を飾って季節を楽しむ

秋の七草 ススキ

昔からあるこの季節の風習、「秋の七草」についてご存じですか?

「春の七草」は無病息災を願って毎年1月7日に七草粥を食べます。

では秋の七草は?

今回は春に比べてちょっと地味な「秋の七草」についてのお話です。

 

秋の七草とは

秋の七草とは

秋に咲く草花の中で、秋を代表するものとされる七種の草花。

萩(はぎ)、尾花(おばな)、葛(くず)、撫子(なでしこ)、女郎花(おみなえし)、藤袴(ふじばかま)、桔梗(ききょう)の称。七草。

 

出典 精選版 日本国語大辞典

 

 

秋の七草の由来

秋の七草の由来

 

秋の七草の由来は、諸説あるようですが、万葉集に出てくる奈良時代の歌人・山上憶良が詠んだ歌が元になっていると言われています。

 

「萩の花 尾花 葛花 撫子の花 女郎花 また藤袴 朝貌の花」

 

上記短歌には、秋の七草の名前がはっきり含まれています。

春の七草はお粥にして食べるのが定番ですが、秋の七草は咲いている姿を目で楽しむ鑑賞用であり、一部生薬として使用する以外は食べることはありません。

 

秋の七草の覚え方

秋の七草キキョウ

七草の頭文字を並べて、語呂合わせを自分なりに考えて意味のある文章を作ります。

 

ハスキーなおふくろ

ギ/ スキ/ キョウ/ デシコ/ミナエシ/ ジバカマ/

 

上はよくあげられる一例ですが、インパクトが強い文章なら覚えやすいですね

他には短歌の「五・七・五・七・七」のリズムで覚える方法もあります。

 

最後に

秋の七草 鑑賞

 

「春の七草」に比べると認知度は低めの「秋の七草」。

今の時期、生花店で並ぶ花々を部屋に飾って秋を感じるのも素敵ですね。

全国の寺社や植物園等では、「秋の七草」を鑑賞できる場所が多くあるので、秋が深まる前にぜひお出かけしてみてください。