若いころから外反母趾で悩んでいました。
好きな旅行も痛みで歩くのがおっくうになったり・・。
一度進行してしまうと元に戻すのは難しいと言われる外反母趾。
今以上に悪化させないために気を付けることや靴選びについてまとめてみました。
外反母趾の症状
特徴的な症状は足の母指(親指・母趾)の先が人差し指(第2趾)のほうに「くの字」に曲がり、つけ根の関節の内側の突き出したところが痛みます。
その突出部が靴に当たって炎症を起こして、ひどくなると靴を履いていなくても痛むようになります。
靴の歴史の長い欧米人に多い病気でしたが、最近は日本でも急速に増えています。
日本整形外科学会より
病状が進行すると、体全体のバランスが崩れて腰痛など体の他の不調を引き起こすので、早めの治療や対策が必要です。
私もひどかったときは、眠っていてもズキズキ傷んでとても辛かった経験があります。
外反母趾の原因
母子でなる遺伝的要因とつま先の狭いパンプスを履くことや運動不足等でなる外的要因があります。
日本整形外科学会によると、一番の原因は「靴を履くこと」だそうです。
昔は欧米人に多かった病気ですが、生活様式の欧米化が進んだ日本でも近年増加傾向。
パンプスのような、細身でつま先が狭い靴を履くと母指のつけ根から先が圧迫されて、骨が変形します。
ヒールの高い靴はさらにつけ根にかかる力が増えるので要注意!
足の縦横のアーチが崩れてしまう偏平足も、外反母趾を引き起こす原因です。
外反母趾の靴選びのポイント
1.指が自由に動かせるほどのゆとりが指先にあること
2.親指の付け根が圧迫されないように幅にゆとりがあること
3.踵が脱げず、甲にフィット感があり、靴の中で足が泳がないこと
靴を選ぶ時に店員さんによく言われるのがこれらのポイントです。
なかなか合う靴が見つけられず、靴ジプシーの時期がありましたが、外反母趾に適した靴を履くようになってからは痛みもなくなり、歩くのが楽になりました。
パンプスも、上のポイントとヒールの高さに気を付ければ長時間履いても大丈夫!痛くありません。
下の写真のようにストラップ付の靴なら踵も脱げず調整できるのでおすすめです。
外反母趾を進行させないために気を付けること
- 五本指ソックスを履いて足の指を動きやすくする
- 家ではできるだけ裸足になって足に刺激を与える
- 足の指で「グー」「チョキ」「パー」の運動をして指先を鍛える
昔の日本人は裸足に下駄を履いていたので、外反母趾になる人はいなかったとか。
幼稚園などで子供に裸足を推奨しているところがありますが、それも足に刺激を与えて鍛えられるので理にかなっているといえますね。
指の運動は整形外科の先生に教わりましたが、痛みがあるときや重度の人は悪化する心配があるので、控えた方がいいそうです。
あくまでも軽度の人向けの運動ということでした。
五本指ソックスは靴を脱がないときと冬の寒い季節に室内で履いています。
冷えの改善にもなるのでおすすめですよ。
最後に
生活習慣の欧米化で増えた外反母趾。
最近は女性だけでなく男性や子供も増えているそうです。
昔は外反母趾用の靴はおしゃれなものはありませんでしたが、今はデザインも増えて価格も昔よりは購入しやすくなってきたと思います。
とはいえ、靴は健康を左右するので、高くても足に優しい靴を履いた方がいいと私自身実感しています。
新型コロナウィルスが落ち着いたら、お気に入りの靴でまた旅に出たいな。
少しでも、足に痛みがある方の 参考になれば幸いです。