6月21日の夕方16時頃から18時頃にかけて、日本全国で部分日食が発生します。日食ナビによると、アフリカや中東、中国、台湾など一部の地域では金環日食が見られるそうですが、日本では部分日食となります。
今回を逃すと、次は約10年後となってしまうので、晴れてほしいと願わずにはいられません。
今日はそんな日食について取り上げてみようと思います。
日食とは
日食とは、月が太陽の前を横切るために、月によって太陽の一部(または全部)が隠される現象です。
出典:国立天文台
日食は下記の3種類に分類されます。
- 部分食:月によって太陽の一部が欠けて見える現象。
- 皆既食:月によって太陽が全て覆い隠されてしまう現象。
- 金環食:月より太陽のほうが大きく見えるため、月の周りから太陽がはみ出してリング状に見える現象。
夏至の日食は372年ぶり
気象予報士の森田正光さんによると、1648年以降、日本で夏至の日に日食が起こったことはないそうです。
1648年(慶安元年)は、徳川家光が将軍の時代ということなので、そう考えるとなんだかロマンを感じます。
昔の人も日食を見ていたと思うと不思議ですよね。
国立天文台のHPで日食の様子を紹介するライブ配信を行うので、おうちでのんびり日食を楽しむのも良いかもしれません。
日食観察の注意点
日食の観察は、太陽が見えているので、安全対策に十分な配慮が必要となります。
太陽を直接裸眼でのぞくと失明する危険もあります。
国立天文台で日食観察の時にやってはいけないことがまとめられているので、事前に確認しておくと安心です。
同HPで、安全な観察方法として下記が挙げられています。
- ピンホールを利用する
- 日食グラスや遮光板を使う
- 手鏡で映す
- 望遠鏡を使って太陽投影板に投影する
厚めの紙に竹串などで穴を開けて影を見ると、安全に日食を観察することができます。
麦わら帽子や木漏れ日のように、細かい隙間があるものの影を利用するのも一例として掲載されています。身近にあるもので代用して観察するのも、科学の実験みたいで楽しいですね。
最後に
今回を逃すと次は2030年の6月まで日本では見れない日食。
天候にも左右されるのでどうなるかわかりませんが、全国の天体観測所でそれぞれライブ配信を行うようなので、お住いの地域で見れなくてもおうちの中で楽しめそうです。
外で実際に見るときは注意事項を守り、安全に気を付けて観察しましょう。
私は個人的にピンホールを通して映る影に興味があります。
科学の実験みたいで懐かしい気持ちになるので。
明日晴れるといいですね。